社長のためのじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

個人的な税金のハナシ編

納期特例はありがたいけど、まとまるのでそれなりの額になる、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ 納期特例はありがたいけど、まとまるのでそれなりの額になる源泉税の納期特例という制度があります。会社は給与から源泉税を天引きします。その源泉税をいつ納めるか? 本来は、天引きした月ごとに納めることになっていま…

源泉徴収票から手取り額がわかるか? の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 あなたが毎月もらう給与の明細書。しっかり見ていますか? もしかして、一番下の書いてある手取り額しか見ない? *毎月の給与明細、しっかり見ますか? それとも手取りを確認したらもう関心なし?■■■ 源泉徴収票からは手取り…

税金を戻してもらうための申告はもうできる! の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ 確定申告期間は、2/16~3/152018年(平成30年)も早や1か月が過ぎ、間もなく2月。そろそろ所得税の確定申告の時期を迎えます。2月16日の初日には、今日から確定申告が始まりましたとのニュース報道などもあり、それから3月…

2018年度税制改正 与党税制調査会のえらい人の独白(?)、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 2018年度(平成30年度)の与党税制改正大綱が発表されました。個人の税金では、こっちの10万円をあっちの10万円に振り替えて・・・という、控除の付け替えがチラホラ。■■■ 給与所得控除10万円ダウン ↓ 基礎控除10万円アップ ↑給与…

もう、一応は言わない、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ もう、一応は言わない何かを言うときに、まず、〝一応〟と言ってしまうことが、しばしばあります。癖、なんでしょうね。「一応、海外扶養の場合は送金の書類がいるから」「一応、相続又は遺贈により財産を取得した個人で当…

来年(2018年)から150万円のカベが現実のものになる、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 〝配偶者控除の103万円のカベが150万円になる〟1年ほど前、よくこのフレーズが新聞紙上を賑わしていました。これがいよいよ来年(2018年)1月から現実のものとなります。どのような形で現実のものになるかといえば──、 *いよ…

社会保険料は3か月後に変わることが決まって、5か月後から変わる、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 給与からは、源泉税と社会保険料が差し引かれます。■■■ 源泉税は変わる。社会保険料は変わらない。源泉所得税は、給与が変わればそれに応じて変わります。給与が増えれば税金も増える。逆もまた同じ。そりゃそうだ。税金は、収…

セルフメディケーション税制のために必要なこと、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ セルフメディケーション税制のために必要なことセルフメディケーション税制。だいぶ知名度が上がってきましたかね。今年(2017年)からセルフメディケーション税制が始まり、薬局などでスイッチOCT薬を買ったときは、税金…

あなたの年収は支給日で決まる⁉、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ 1~12月分の給与の合計が年収にならないときがある!あなたは、サラリーマン。毎月給与をもらっています。さて、あなたの年収はどうやって計算する? 年収なんだから、1月分~12月分の給与に決まってるだろ。その合計が年…

続・<2017年版>年収23億円です。税金はいくらですか? の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ 年収23億円の人、税金が1億1千万円増える2017年、年収23億円の人の税金は、所得税、市県民税を合わせておよそ12億5千7百万円です。それを3年前の2014年の基準で計算すると、11億4千5百万円。1億1千万ほど増えました。その…

<2017年版>年収23億円です。税金はいくらですか? の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 このブログのアクセス解析をみると──、検索キーワードで目立つものがあります。それは、〝30億 税金〟。年収30億の人はそうそういないと思いますが、年収30億だといくら税金がかかるのか気になる人は多いようで。〝30億 税金〟…

スーツは経費になりますか、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 税金の世界には、モヤモヤした問題というものがあります。たとえば、スーツ問題。すなわち、個人事業主のスーツ代は経費になるのか──。■■■ スーツは仕事でしか着ないのにもし個人事業主のかたからそのような質問があったとした…

かわいそうだから非課税で、かわいそうじゃないから税金をかけるというお話、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ ケガによる傷害保険金には税金がかからないケガしたことによりおりてくる傷害保険金。これには税金がかかりません。たとえば、父が子にかけていたときに、父におりてきた傷害保険金は非課税です。 *子がケガしたことによ…

日本では誕生日の前日に歳をとる、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ 5月23日生まれ。馬齢を重ねるのは5月22日。わたしの誕生日は、5月23日。おれも今日でひとつ馬齢を重ねたわけだ。おれは馬じゃないけどね。毎年こう思うのは5月23日のこと。←これがふつうの感覚ですよね。ところが、法律的…

最近騒がしいふるさと納税の周辺。返礼率が3割に(?)の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ ふるさと納税の返礼率を3割にせよとのお達しが最近何かと騒がしいふるさと納税の周辺。ふるさと納税によって税収を地方に持っていかれた(?)都会の首長が返礼品の行き過ぎを批判したこともあり、制度そのものに対する疑…

薄い本はいい。それにはエキスが詰まっているから。の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ 薄い本はいいあなたがある分野のことを調べることになった。あまり詳しくない分野。本屋にいくと、その分野のさまざまな本が並んでいます。どれを選べばいいんですかね。──そんなとき、わたしの選ぶ基準は決まっています。…

医療費控除には、ガソリン代・駐車料はふくまれない、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 所得税の確定申告の時期、必ずといっていいほど受ける質問に、「ガソリン代は医療控除にいれていいの?」というものがあります。■■■ ガソリン代・駐車料は医療費控除にならない 車で通院する。←もちろん、こういうことはあるで…

今日は2016年分確定申告の最終日、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 今日(2017年3月15日)は、2016年分所得税の確定申告の最終日です。それはわかっているが、人は申告のためのみに生くるにあらず。いろいろあって5時までに税務署に申告書を出すことはできない。←こんな人のために、今日中に申…

もう振替済領収証書は送られてこない、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ もう振替済領収証書は送られてこない振替納税という制度で税金を納付すると、後日、引き落としましたよ、という通知ハガキがきます。そのハガキは、銀行から送られてきます。でも、そのハガキの印刷費や郵送料を負担してい…

今年(2017年)から「医療費のお知らせ」が領収書になる、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ 今年(2017年)から「医療費のお知らせ」が領収書になる 所得税の医療費控除をうけるときは、領収書が必要です。税務署に領収書を出さなければなりません。領収書の整理もたいへんだし、場合によっては領収書を入れた封筒…

土地を売ったとき、税金以外にも気にかけることがある、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ 土地を売れば税金がかかるのは当たり前。でも、場合によってはその続きがある。 土地を売った。このとき、税金の申告しなければならない。当然、それに見合った所得税や住民税を支払う。←このことは多くの人が承知している…

青色申告とGHQ、青色吐息と青息吐息の物語、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ 青色申告とGHQ、青色吐息と青息吐息の物語青色申告という制度があります。個人事業主のそれが有名ですよね。青色といえば、青色吐息という言葉がある。いい意味ではない。税金納付して青色吐息・・・。これはよくない。つまり…

青色申告取り消しの物語、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ 青色申告は不祥事があると取り消される 青色申告という制度があります。個人事業主の青色申告が有名ですよね。でも、じつは、法人にも青色申告はあります。どちらも税金の世界で優遇をうけられる制度。いくつか要件があっ…

確定申告のときに、住民票がいらなくなった、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ 住宅に関する配慮をうける➡住民票が必要 自分の住む住宅を買った⇒住宅ローンがあれば税金の還付があります。住んでいた住宅を売った⇒さまざまな特例により、ふつうに不動産を売ったときに比べて税金が安くなります。このよ…

未成年者に対する税金の世界での配慮は? の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ 未成年者20歳→18歳へ 成人年齢を引き下げる法律の改正案が国会で審議されることになりました。20歳から18歳へ。早ければ2021年にもそうなるかもしれません。んっ? でも、最近18歳になったような・・・? それは選挙権の引き…

税金の世界で高齢者に対する配慮は? の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ 日本老年学会の提言。高齢者は75歳から 日本老年学会という学会が高齢者の定義についての提言をしました。曰く、これからは、65歳~74歳を「准(じゅん)高齢者」、75歳~89歳を「高齢者」、90歳以上を「超高齢者」と呼び…

奥さんが旦那の申告をする。そのときマイナンバーはどうなる? の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ 2016年分の確定申告からマイナンバーが必要 2016年(平成28年)分所得税の確定申告の時期が近づいてきました。トピックはなんといってもマイナンバー。今回の申告からマイナンバーを申告書に記載しなければなりません。さ…

マイナンバー元年、申告のときに忘れてはならないもの、の巻

町田市の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ 2016年分の確定申告からマイナンバーの記載が必要になる 2016年(平成28年)分所得税の確定申告の時期が近づいてきました。前の年との違いはなんといってもマイナンバー。2016年分の確定申告から、申告書にマイナンバー…

源泉徴収税額がかわります─2017年─の巻

町田市の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ 2017年から給与所得控除が下がる=源泉税が上がる 給与をもらっている人たちは、確定申告や年末調整のときに給与の人特有の控除をうけることができます。給与所得控除といわれるもので、職業や年齢、性別に関係なく年収…

子どもには、103万円の壁は残る、の巻

町田市の税理士 高橋浩之 です。 ■■■ 扶養控除の103万円の壁も高くなる(?) 2017年度の税制改正で、いわゆる103万円の壁が150万円の壁になりました。これで、奥さんが150万円まで働いても、旦那はいままでどおり38万円の控除をうけられるようになります(…