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続・<2017年版>年収23億円です。税金はいくらですか? の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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年収23億円の人、税金が1億1千万円増える

2017年、年収23億円の人の税金は、所得税、市県民税を合わせておよそ12億5千7百万円です。それを3年前の2014年の基準で計算すると、11億4千5百万円。1億1千万ほど増えました。そのころに比べて税制が変わったのが理由です。

この3年の間に、税制がどう変わったのか? 給与所得控除が少なくなり、最高税率がアップしたんですね。どちらも、増税方向への舵切りです。結果、税金が1億1千万円ほど増えたというわけ。

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復興特別所得税は変わらずかかる

でも、変わっていないこともあります。それは、復興特別所得税。東日本大震災からの復興財源に充てるために復興特別所得税という税金があるのです。それは、そのころもあり、いまもあり、今後もあり続けます。

■復興特別所得税とは?
 ●所得税×2.1%=復興特別所得税(復興特別所得税ですので、所得税にのみかかります。市県民税にはかかりません)。
 ●未来永劫あるのではなく、かかるのは2037年まで。

ということで、
年収23億円に対する税金の内訳は、
●所得税:1,028,120,500円
●市県民税:229,537,000円
これに、復興特別所得税がプラスされます。復興特別所得税の額は所得税の2.1%で、21,590,530円。すべてを込み込みの税金は、およそ12億7千9百万円也。3年前との差は、1億1千5百万円です。復興特別所得税を考慮しないときに比べて差が300万円増えました(でも、もとの金額が大きいので、300万円なんて端数にしか感じませんよね)。

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*わたしの画力は、3年間でどう変わったか。これはその変貌。右が現在です。う~む、あまり変わっていないね。進化していない。むしろ退化しているか。残念。
*イラストのモデルは、ヤンキースの田中将大投手です。すぐに気づいてくれたらうれしい。なぜ、彼をモデルにしたか、それと税金の計算の詳細は、下記の記事で。

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