社長のためのじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

「自主的な」の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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自主的?

わたしの所属する団体(とくに名を秘す)から、定期総会の案内が届きました。開催にあたっての時節柄(新型コロナウイルス禍)の取り組みが列挙され、その中に「懇親会は開催しません」とあります。まあ、いまの時期はそれが無難です。

もうすこし読み進めていくと、こんな注意書きが。いわく。────自主的な懇親会開催もお控えください────

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自主的な懇親会!

要は、飲み会のことですよね。総会が終わったあとで、仲間で飲みに行くのはやめてね、と。でも、すこしお堅い案内文の中で、そのような表現はしづらかったのでしょう。そこで「自主的な懇親会」。「自主的な」とは「強制されない」ということなので、間違った表現ではないはずですが・・・そこはかとなくユーモラスな感じが漂います(*)。*1

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【自主的】ほかから促されるわけでもなく、自分の判断で行動するようす。
(用 例)「彼はいつも~~に宴席を盛り上げてくれるので助かる」
(反対語)強制的

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自主的といえば、最近、某大臣が「自主的な研究成果の発表だ」と述べて、話題になりました。「〇〇くんは、夏休み自由研究以外にも、自主的にこんな研究をした」的なニュアンスで、こちらもなんとなくユーモラス(大臣の発言の趣旨を非難するものでも擁護するものでもありません。念のため)。

*1:*そこはかとなくユーモラスな感じが漂う
「自主的」と「懇親会」という出会うはずのない言葉が合わさっているのでそう感じるのでしょうか。どうせユーモラスな感じがしてしまうのなら、来年はいっそのこと「独自の懇親会」としたらどうで・・・・・・もとい、来年はこんな注意書きがいらない世の中になっていますように。