のこったリンゴはひとついくら? の巻
町田市の税理士 高橋浩之 です。
■残ったリンゴはひとついくら?
決算期末に在庫をしらべるのは、売れた商品の〝数〟を調べるためです。
会社の決算では在庫を、金額(数×単価)で表す必要があります。
数がわかっただけでは、足りません。
単価を決めなければなりません。
在庫の単価はどうしましょう?
(問 い)
朝あったリンゴは、1つ50円でした。
2つありました。
買ってきたリンゴは、1つ60円です。
3つ買ってきました。
夜にりんごは、1つ残っていました。
残ったリンゴ(在庫)の単価は、1ついくらでしょう?
50円? 60円?
それとも、それ以外?
(答 え)
どのように在庫の単価を決めるのかを税務署に届け出ているときは、その方法によります。
でも、どうするかキチンと決めていないときは、もっとも最近買ったときの単価を在庫の単価とします。
(詳しく)
在庫の単価を決めるには、いくつかの方法があります。
決めたときは、税務署に届け出ることになっています。
でも、「そんなことよくわからん」ということで、届け出をしていないことがよくあります。
そんなときは、もっとも最近の仕入れ単価を在庫の単価とします。
もっとも最近の単価はというと、今日買った単価です。
したがって、答えは60円。
残ったリンゴは1つなので、(1つ×60円)60円を決算書に在庫として表示します。
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