社長のためのじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

書棚奥行き不要論 序説、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


最近、わたしの事務所を訪れたふたりの方から、同じことを言われました。そのふたりは別々の日にやってきた、それぞれ関係のないふたりです。曰く。───本がずいぶん多いですねえ。───うむ、そうなのね。

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書棚についていいたことがある!

本といえば、書棚についていいたいことがあります。書棚には奥行きが必要以上に深いものが多い。奥行きが深いとどうなるか? 本を入れてもその前にスペースができます。人間の心理としてそのスペースにまた本を入れたくなる。入れる。結果として、奥の本が〝死んで〟しまう。

どかせばいいじゃないか。そのとおり。前の本をどかして、奥で死んでいる本を出せばいい。でも、そもそも奥でどんな本が〝死んで〟いるかわからない状況がよくないわけです。仮にわかっていても、どかして探すというのは、やっかい。ささいなようでささいでない。日常の一コマではそんなことが面倒くさくなってしまうのも、これまた人間の心理。奥行きの深い書棚は、百害あって一利なし、なのです。

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でも、書棚は、ふつうに探すと圧倒的に奥行きの深いほうが多い。これはどういうわけでしょう。世間では奥行きの深いものがよしとされているのか。そんなことはないはずだ。

書棚奥行き不要論について、野口悠紀雄氏が論じています。───市販の本棚がなぜあのように奥が深いのか、つねづね疑問に思っている。───『「超」整理法3』

日本書棚奥行き規制委員会なるものが存在して、その委員会に所属していないと書棚が売れない仕組みになっていて、会員の間で談合してるんじゃないか。本当は奥行きの浅いほうが使い勝手がいい。でも、奥行きの深い書棚のほうが立派に見える。ゆえに高値をつけられるとかいっちゃって・・・。こんな邪推をしたくなります。

さて、わが事務所の書棚。一生懸命探したおかげで、奥行きの浅いものを使っています。奥行きの浅い書棚に本が入っていると、なんとなく壁を埋めつくすような感じがします。それで本が多いとの印象になるのかな(←こじつけ)。



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