社長のためのじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

世の中は、額面と手取りでは大違い、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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日本人は額面で考え、外国人は手取りで考える(らしい)

ものごとには、お国柄によって受け取り方が違う、ということがあるようで。たとえば──、

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  この場合、日本なら100万円は額面だとおもう人がほとんどでしょう。当然、手取りは、額面から社会保険やら源泉税やら差し引かれるので、下がります。

ところが、諸外国ではこれを手取りと考える人が多いらしいんですね。なんとなくムシがいいようにおもえなくもありません。でも、仕方ない。そういう傾向があるんだとか。

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実際にどのくらい違うかみてみよう

額面と手取り。大きなちがいがなければいいでしょう。でも、そうもいきません。100万円ではどのくらい違いがあるのか。実際にみてみましょう。

まずは額面。独身者が額面100万円の給与をもらう場合です。社会保険と源泉税を差し引かれて、手取りは、およそ78万円(2017年4月の率による)。

一方、手取りの場合。手取りで決めてるんだから手取りは100万円(当たり前だね)。

額面と手取りではこれだけ違う。月に22万円、年に264万円です。無視できない金額ですよね。

あなたが金額の提示をする側であっても、提示される側であったとしても──、提示額が額面か手取りかについて、お互いの認識にちがいがないようにしたいですね。念のために。


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 *おや、おや・・・、月額か年額かの確認もしっかりと。



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