社長のためのじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

税務調査と食事の物語 ── 食事の用意はいらない ── の巻

町田市の税理士 高橋浩之 です。


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税務調査のとき、調査官への食事はいらない

税務署が会社に来ての税務調査。1日のスケジュールは、朝10時ころから夕方4時ころまでというのが一般的です。

ということは、お昼の時間帯を挟むので、まれに調査官の食事を気にする会社の方もいるようでして。せっかく来たんだし(?)なにかこちらで用意したほうがいいんじゃないの。

でも、そんな気遣いは必要ありません。用意しても手をつけないでしょう。

むかしむかしは、出された食事を当たり前のように食べていく調査官もいました。でも、いまでは考えられません。旧大蔵省の汚職事件をきっかけに国家公務員倫理法という法律ができて、ずいぶんとそのあたりが厳しくなったんですね。

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*おやおや、フラれちゃいましたね。
ただし、一緒に食事すること自体がいけないのではありません。奢られる(⇒費用を負担しない)のがいけないんですね。


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おやつくらいは、いいとおもうんですけどね

食事はダメでも、お茶やコーヒーくらいは構いません。ところが、ひとによっては3時のおやつも断る人もいるんですね。シュークリームを出したところ、それはちょっと・・・、ということがありました。

「別に便宜を図ってもらおうとおもったわけじゃないのに・・・。それくらいいいのにねぇ」社長はそう言っていました。わたしもそのとおりだとおもいますね。

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*おやおや、これはいけません。豪快に便宜をはかっていますな。




■ そんな国家公務員の習性(?)を逆手にとった、タダでうな重を食べる法を紹介しよう。

① 知り合いの会社の税務調査の情報を入手
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② 税務調査の当日、その会社名を告げ、人数分のうな重の出前を頼む(高ければ高いほどよろしい)。
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③ 会社では頼んだ覚えのないうな重に困惑するが、人数分だということでいただくことに。

④ ところが、税務署の職員は手をつけない。ひとつ余ってしまう。困った。ふたたび困難が訪れた頃合いを見計らって、その会社を訪問。「注文していないうな重が届いてね。これこれこういうわけでひとつ余ってしまった。よかったら、きみどうだい?」とこう言われ、 
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おいしくいただく。めでたし、めでたし。


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と、うまくはいかないようで・・・



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