社長のためのじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

インボイス、インボイス、インボイス、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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インボイス、インボイス、インボイス

耳慣れないカタカナ語を聞くと、思います。「なにそれ? 日本語で言ってよ」

とはいえ、そのカタカナ語がスタンダード(←出た。カタカナ語。「標準」ということです。念のため)になることだってあるかもしれません。

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さて───ちかい将来、あなたは「インボイス」というカタカナ語を頻繁に耳にすることになるでしょう。インボイス。聞き馴れた人もいる反面、馴染みのない言葉の人も多いはず。聞き馴れた人にとってのインボイスは、モノを送るときの「送付状」ですよね。でも、ここで取り上げるインボイスは、記載項目が決まっている請求書・領収書のこと。今後、多く聞かれることになるインボイスも、おそらくこちらの意味で使われることが多くなると思われます。

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インボイスがなければ、消費税の計算で控除ができなくなる。こんな制度(いわゆる「インボイス制度」)が2年後の2023年10月から始まり、その前段階としての申請制度がこの10月から始まっています。
*インボイス制度については、別の機会でくわしく。

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消費税でのインボイスは、日本語では(法律用語では)「適格請求書等」といいます。で、インボイス制度は「適格請求書等保存方式」。うむ、これでは横文字のほうがスタンダードになりそうですね。というか、すでにインボイス、インボイス方式のほうが通りがいいようです。適格請求書等なんて言おうものなら、「なにそれ? 横文字で言ってよ」

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