社長のためのじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

人は、買う買わないは値札で決める(?)の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。



この4月(2021年4月)から販売価格の総額表示義務が復活しています。店頭などでの価格表示は、消費税を含んだ総額にしなければいけなくなったのです。

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もちろん、総額表示であろうと、以前認められていた消費税抜き価格の表示(本体価格のみの表示)であろうと、レジで支払う金額は同じ。でも、見た目が安い(?)税抜き表示のほうが売れ行きがよくなって、お店としては歓迎すべきなじゃない?

じつは、そんな疑問にこたえる研究結果があります。

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結果は、なんとなく予測つきますかね。そう、税込み価格表示のお店の売れ行きは落ち込んだ一方、税抜き価格表示のお店のほうに多くのお客さんが訪れたといいます。同じような研究は海外にもあって、結果は似たようなものだったとか。

つまり、結論として、こういうことらしい。

────人は、買う買わないは値札できめる。税抜き価格から税込み価格を計算するなんて、面倒くさくて、無視される傾向がある───
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*こういうことは、ふつうしない⁉


とはいえ、今の世の中、総額表示が義務です。我ひとり行かんといって、税抜き表示を貫きつづけるわけにはいかない。どうしましょう?

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どうしましょうもなにも、すべてのお店が総額表示。なにか差をつけられるものではありません。でも───「1,000円(税込み1,100円)」という表示は認められている。このほうが「1、100円」という表示よりも少しは見た目安く感じられる・・・かな?




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