社長のためのじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

会社には若返りの妙薬がある(?) の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


いうまでもなく、人には若返りの妙薬はありません。でも、なんと会社には、それがある⁉

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会社の年齢はそのお金の使い方にでる

日経新聞に興味深い記事がでていました。見出しは、『日本企業「高齢化」歯止め』。この記事によると、会社の年齢はお金の使い方にでるらしい。どういうことかというと───

会社のお金の使い方や調達のようすは、3つのキャッシュフロー(以下、CFといいます)で表します。営業CF、投資CF、財務CFです。それぞれ、本業での現金収支、設備投資に代表される投資にまつわる現金収支、借入金の動向。

●営業CFに比べて、投資CFのマイナスが大きい会社➡本業の儲けはまだまだ。これからのために投資にお金をかけているという段階。青年の会社です。
●投資CFのマイナスに比べて財務CFのマイナスが大きい会社➡借入金を返済する一方、あたらしい投資は手控えている。熟年世代ですね。
●投資CFがプラスの会社➡あらたな投資をするどころか設備を売却。高齢期に入った会社です。

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若返りで100年後までつづく会社をつくろう!

このように、会社のお金の使い方をみることによって、その会社がどの段階にいるのかがわかります。その手法で日本の主要企業に対して年齢づけをすると・・・10年前にくらべて加齢の速度が鈍化した。なかには、10歳以上若返った会社もある。これが記事の内容なんですね。

ということで───会社は若返ることができる! 投資を拡大する。これが会社若返りの妙薬。もちろん、若返ることが目的ではないことは当たり前。投資、つまりチャレンジ精神であたらしいことに挑戦して、将来の収益の柱をつくることが目的です。こんなふうに若返りを図りながら、100年後までつづく会社をつくれたらいいですね!

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