社長のためのじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

きみは親父の会社を継ぐか、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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後継者がいなくて取引先がなくなるという心配

あなたの会社が取引をしている某社。大企業ではない。あなたとしては、ずっとその取引を続けていきたい。でも、心配がひとつ。その会社は今後もつづいていくだろうか? いやいや、なにも赤字で潰れちゃうじゃないかということではない。今の社長が引退したあと、継いでくれる人がいるのか。つまり、後継者がいるんだろうか。こんな心配──。もし、後継者がいなけりゃ取引先がなくなっちゃうじゃないか!

相手が大企業ならそんな心配はいらないでしょう。でも、中小企業の場合、

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中小企業のオヤジになんかなりたくない

中小企業の場合、経営のバトンタッチの王道は、やはり縦のラインです。親から子へ。子から孫へ。ということですね。そうはいっても、息子は(娘は)、中小企業のオヤジになんかなりたがらない。資金繰りの心配をして眠れぬ夜を過ごす。挙句の果て借金を背負うくらいなら(社長は会社の借金の保証人になることが多いのです)、サラリーマンのほうがいい。こんなケースが増えているんですね。

こんな後継者不足は、地域経済にも影響します。会社がひとつなくなるわけですから。雇用が失われる。その会社から仕事をもらっていた会社の経営が怪しくなるかもしれない。お金を貸していた地元の銀行だって傷む。銀行がダメージを受けると、地域にお金が回らなくなって・・・

わるいことのほうが思い浮かびます。ある調査によると、後継者の決まっている会社は全体の10%程度なんだとか。つまり、ほとんど決まっていない。


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*こうしてみれば一目瞭然。映画「ゴッドファーザー」は事業承継の物語なのです。


後継者がいなくて、地域が疲弊してしまう。どうにかならないのか。ねえねえ、どうにかならない? マイケル!



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