社長のためのじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

贈与税は誰からもらったかによって税率が違う、の巻

町田市の税理士 高橋浩之 です。


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日本で一番高い税金は贈与税

だれかからお金やモノをもらったときにかかるのが贈与税。日本の税金でなにが一番高率かといえば、じつはこの贈与税です。タダでもらったんだから高い税金がかかる。これはなんとなく納得(?)できますかね?

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親からもらったときの贈与税は安くなる

その〝高い〟贈与税の税率。平成27年(2015年)分から、誰からもらったかによって税率が変わります。まずは原則的な税率があって、ただし、親や祖父母から20歳以上の人がもらったときは、すこし軽減された税率(⇒特例税率といいます)になるのです。

≪特例税率の要件≫
●自分の親や祖父母からもらうこと
●もらう人が20歳以上であること

≪人物相関図≫

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たとえば、こうなる

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 ⇒20歳以上の人が親からもらった⇒特例税率


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 ⇒もらったのが自分の親からではない⇒特例税率ではありません


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 ⇒自分の親からもらったんだけど、20歳以上ではない⇒特例税率でありません



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