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貸倒引当金は積む、取り崩すの繰り返し、の巻

町田市の税理士 高橋浩之 です。



貸倒引当金は積む、取り崩すの繰り返し

将来、売掛金などが回収できなくなったときの損失に備えて、積んでおくのが貸倒引当金です。


〝積む〟といっても実際におカネを積み立てるのではありません。
帳簿上で経費にすることを称して〝積む〟というのです。

◆<よくある質問>夫の会社、貸倒引当金を積み立てていなんです、の巻
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<よくある質問> 夫の会社、貸し倒れに備えた積み立てをしていないんです、の巻 - 社長の為のじょりじょりわかる!税理士ブログ


で、この積んだ貸倒引当金は、そのままかというと、そうではありません。

積んだ翌年に取り崩します。

〝積む〟、というのは、経費にすることです。
したがって、その逆、〝取り崩す〟というのは、利益にすることを意味するんですね。


つまり、
貸倒引当金は、前年に経費にしたものをその翌年、利益に計上する。

もちろん、それだけではありません。
その年はその年分として、新たに積み立てをします。
毎年毎年これの繰り返し。

貸倒引当金は、毎年その年の分だけが計上されているんですね!


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*貸倒引当金は、その年の新鮮なものが計上されている。



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