社長のためのじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

売上代金の管理にきびしい会社になろう、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


特別むずかしいことじゃない。当たり前のことを地道にコツコツと。やるべきことを淡々と。こういったことが、じつは大切だったりする。

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1日でも遅れるとすぐに言ってくるから、払ってるはずだよ

会計事務所:ちょっとすみません。仕入先の〇〇社に対する支払い、遅れてませんかね? 
会社:どこ? 〇〇社だって?
会計事務所:はい。仕入代金の前月分が残ってるんですけど。払ってないことになってるんですけど。
会社:それはないなあ。あそこは1日でも遅れるとすぐ言ってくるからさ。会計処理間違えたかな。払ってることは間違いなく払ってるよ。

「あそこは1日でも遅れるとすぐ言ってくるから、間違いなく払ってるはずだよ」お客さまからたまに聞くセリフです。うるさく言ってくる相手のものは、約束どおりに支払う。多少遅れても何も言ってこないところのものはあと回し。いい悪いでいえば、よくない。でも、人の心理として、わからなくもありません。

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売掛金の管理にきびしい会社だと思われることが大切

立場を変えて、あなたの会社が売上代金をもらう側になったとき。売掛金をキチンと回収するために、忘れてならないのは、約束の日を1日でも遅れるたら、すぐに連絡すること。売掛金の管理にきびしい会社だと思われることが大切です。そういう会社への支払いは、遅れることは少ないでしょう。

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 *入金が1日でも遅れたらすぐ連絡を!

逆に、遅れても、まったくアクションをしないとどうなるか? 売掛金の管理が甘い会社だと思われてしまいます。甘い会社への支払いは後回しになる可能性あり。あるいは、数か月たって「あの代金、もらってましたっけ?」なんてことを、こともあろうに相手の会社に聞いちゃったり。これは禁句です。数か月前の売掛金の話などしたら、ここぞとばかりに値引きの話にされてしまいます。


特別むずかしくなく、当たり前にやるべきことを淡々と。約束の日に入金がなければ連絡を。こういったことが、売掛金の回収には、じつは大切だったりする。



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