社長のためのじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

俺たちに明日しかない、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


2017年(平成29年)分の所得税の確定申告は、明日が期限です。明日中に出さなければ───罰金的な税金(=無申告加算税)を支払うことになったり、青色申告なのに青色申告特別控除が受けられなくなったり。つまり、余計な税金を支払うはめになってしまいます。

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ということで、今のあなたの最重要ミッションは、明日中に確定申告書を出すこと。でも、出したくても出せないことがある。そう、まだできてない。時間がない。もう2、3日あればどうにかなるんだが・・・。明日中に完成させるのは到底ムリだ。どうしましょう?

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巧遅なる者は拙速に如かず

文句なしの申告書に仕上げると申告期限を過ぎてしまう。であれば、ひとまず概算で申告書を作って、明日中に出しておくという手段があります。とりあえず、取り急ぎ、申告しておくというわけ。それならもちろん無申告にはならないし、青色申告特別控除も受けられます。

〝巧遅なる者は拙速に如かず〟──完璧で遅いより、ヘタで早いほういい──

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過ちては改むるにはばかることなかれ

ひとまず申告書を出したらどうするか。ひと安心してのんびりしてはダメですよ。正しい計算をして、ふたたび申告書等(*)を出しなおさなければなりません。いつまでに? 申告のやり直しですから、いつまでにという期限はありません。でも、なるべく早いほうがいいでしょうね、心情的に。
(*)正しい計算で追加の税金を支払うときは修正申告。正しい計算で税金が戻ってくるときは更正の請求。

〝過ちては改むるに憚る(はばかる)ことなかれ〟──間違いに気づいたら、体裁や体面にとらわれず、ただちに改めるべきだ──


*念のため、ご注意
基本はあくまで、明日中の正しい申告です。ご紹介した方法は、万難を排して対処しても、どうしてもできない・・・というときの緊急避難的なものとご理解ください。


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