君の名は。君は岸壁の母を知っているか、の巻
町田市の税理士 高橋浩之 です。
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「君の名は。」とはなにか
最近、「君の名は。」というタイトルを見聞きします。わが家では高校一年生の息子がそのタイトルを口にしていました。最近そのタイトルのアニメ映画が公開されて話題になっているのにちがいない。でも、それ以上のことは知らない(もしかしたらそれ自体がまちがっているかも・・・)。
昭和にそんなタイトルのドラマがあったことは知っています。今回の「君の名は。」はそれのリメイク版なのか。時代設定を変えた焼き直し版なのか。それとも昭和のものとはまったく中身は違って、単にタイトルだけが似ているのか。それは謎です。
*問い:昭和の「君の名は」をイメージしたものはどれか。答えなさい。
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企業版ふるさと納税は、〝事業〟に対する寄付
平成28年度の税制改正で、企業版ふるさと納税ができました。
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個人がするふるさと納税の正体は、自治体に対する寄付です。寄付の使い道はこちらからは指定できません(ある程度は指定できるところもありますが)。
これに対して企業版ふるさと納税の正体は、自治体が行う〝事業〟に対する寄付。国が対象事業として決定したものがあって、その事業に対する寄付。企業版ふるさと納税は使い道がピンポイントなのです。
先日、改正税法のセミナー講師をつとめたときに、そんな話をして、こんな事業が対象なんですよ、といくつか具体例を挙げました。
*当日映したパワーポイント
京都府舞鶴市の行う「引き揚げの史実承継プロジェクト」が対象事業になっているので、話をふくらませようとおもって、その場の男性(推定年齢30歳)に尋ねました。「岸壁の母って知ってるよね?」でも、その男性はあいまいな笑顔で首を横にふる。「えっ? 岸壁の母知らないの?」「母はきました。今日もきた。知らない?」「戦後抑留されていた息子が引き揚げ船で帰ってくるのを待ってたんだよ」「舞鶴港でさ」
*岸壁の母
立て続けに言いましたが、なおも笑顔はあいまいなまま。知らなくても仕方ないか。でも、知らない人がいるからこそ、そのプロジェクトに意義があることが、はからずもわかりました。──そして、その事業に対する寄付は、企業版ふるさと納税の対象になります。
なんとなく昭和に関連していそうな話2題でした。──昭和も遠くなりにけり。
<問のこたえ>
どれも「君の名は」と言っていてもよさそうな気がしますね。でも、おのおののセリフはつぎのとおり。
とうことで、問いのこたえは、「C」です。
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