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同じ医療費控除でも人によってもどってくる税金には違いがあって、その差は最大10倍ちかく、の巻

町田市の税理士 高橋浩之 です。



同じ医療費控除でも人によってもどってくる税金にはちがいがあって、その差は最大10倍ちかく

医療費控除、ご存知ですよね。年間の医療費がきまった金額以上のときに、確定申告をすると税金がもどってきます。でも、支払った医療費がそのままもどってくるわけではありません。

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*医療費控除は、支払った医療費がそのままもどってくるのではない!


では、いくらもどってくるかというと・・・、それは人によって違います。
医療費控除が同じ金額でも、もどってくる税金にはちがいがあります。その差はなんと最大で10倍ちかくも!

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*医療費控除がおなじ金額でも、人によってもどってくる税金は違う!


税金は公平なはずなのに・・・。控除が同じで、もどってくる税金がちがう?
どうしてそんな不公平(?)なことがあるの?

じつは、それは税率のちがい。

医療費控除は、税率を掛け算するまえに差し引くので、<医療費控除✖その人の税率>によって計算した金額がもどってくる税金になるのです。
それで、収入がより高い人は税率もより高いので、より多くの税金が戻るというわけ。

なので、家族のだれかがかかった医療費は、家族のなかでいちばん収入の高い人の医療費控除にするといい。そうするともどってくる税金が一番多いわけですからね!


んっ? なになに?

家族のなかでいちばん収入の低いひとの医療費控除にした方がいいことがある、だって?
うえのはなしと真逆じゃん。
その秘密はこちらで↓

医療費が年間10万円なくても、医療費控除を受けられることがある、の巻 - 社長の為のじょりじょりわかる!税理士ブログ




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