社長のためのじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

ビールの税金、見直しは先送り、の巻

町田市の税理士 高橋浩之 です。



ビールの税金、見直しは先送り

下戸のひとがお酒呑みを指して「酒なんてほとんど税金じゃん。そんなもん呑んで何がいいんだ」なんて言い方をすることがあります。
理論展開がなんとなくヘンな気がしますが、それはいいとして、そんなこと聞いたことありますよね。

ビール系飲料について調べてみました。
税金(⇒酒税)は、どのくらい入っているでしょうか。

ビール、発泡酒、第三のビールによって異なります。
税込み小売価格に占める酒税の割合は、だいたいつぎのとおりです。


ビール:0.419
f:id:taxjolly:20150103144333p:plain
⇒好調時のイチローの打率並み。


発泡酒:0.368
f:id:taxjolly:20150103144342p:plain
⇒ふつうのイチローの打率並み。
(ふつうにしては高い? まあいいでしょう)


第三のビール:0.264
f:id:taxjolly:20150103144348p:plain
⇒不調時のイチローの打率並み。


政権与党の偉いひとが、ビール系飲料にかかる酒税の見直しを示唆したのが、昨年(2014年)のこと。
ビール、発泡酒、第三のビールの差をなくし、最終的にはすべて同じ税率にするのが目指すところのようです。

いろいろな事情があって、2015年度の税制改正では見送られましたが、〇年後には、いまのような価格差はなくなっているかも知れませんね。



*下の「いいね!」ボタンなどを押していただくと、とても励みになります。
少しでも「へぇ」と思ったかたは、どうぞよろしくお願いいたします。