社長のためのじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

単位はいくらがわかりやすいですか?の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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会計で数字を省略するときは千円単位が多い

1円単位までキッチリと表示する。もちろん、それは会計でのお約束です。でも、会計データを資料としてつかうときは、1円まで表示しないこともあります。

そんなとき、いくら単位とするか? 会計数字の省略は千円単位が多いようです。

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万円単位にしてみたけれど・・・

でも、千円単位というのは、一般的にはあまり使いません。10,000千円を表記されて、それが1,000万円だとすぐにわかる方がマレ。ふつう、日常でつかうのは万円単位です。こちらの方がなじみがいい。というわけで、わたしの事務所で、社長と数字を書きながら話をするときは万円単位にしてみました。

ところが、これが結構混乱するんですね。こちらの頭には伝統的(?)な千円単位のイメージがあるところで万円単位の数字を書く。社長のお話をもとにすると今期の税金はこれくらいになりますね。と書いた数字が1,000。←これ、千円単位なら100万円ですが、万円単位なら1,000万円。いったい単位はどっちだい? いまおれはどっちの単位で数字を社長にしめしたんだろう? 混乱するんです。

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*「社長の話をもとにすると、税金はだいたいこのくらいです」って、それは単位はなんだい? 当たり前だけど、千円単位と万円単位じゃ一ケタ違うんだからね。しっかりたのむよ!

そんなバカなことあるかいな。そうおもいますよね。わたしもそうおもいます。でも、そんなことあるんです。

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やっぱり千円単位がいい(?)

混乱するのはよくない。社長へも迷惑をかける。間違ったら困る。間違いの芽は早めに摘んでおくに限る。というわけで、廃止を検討中です。どっちを廃止かだって? 万円単位を廃止です。採用するのは千円単位。やはり会計の世界での千円単位の勢力はとても大きいものがありますので。

さんまは目黒に限りますが、会計数字の省略は千円に限る、かな。

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殿様「今期の予測納税額をこれへ。むむっ、これはいかに?」
家臣「万円単位でございます」
殿様「ううむ、それはいかん。会計数字の省略は千円に限る」



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