請求書がある。おカネは支払った。それでも経費にならないことがある。 の巻
町田市の税理士 高橋浩之 です。
■請求書がある。おカネは支払った。それでも経費にならないことがある。
あなたの会社は、今月が決算月です。
あなたは、すこしでも利益をすくなくしようと思いました。
そこで、
相手方に無理を言って請求書を早くもらい、
代金を振り込みました。
あなたはひと安心です。
これですこしは税金も減るかな。
さて、ときは流れ・・・
決算をお願いしていた税理士が、こんなことを言うのです。
*なぜか、もじもじしながら指摘する税理士先生
「この支払いは、今回の決算で経費になりませんよ」
えっ、なんで?
なに言ってくれちゃってるんだろうね。
請求書の日付も支払いの日付も決算前なのに。
なんで、なんで、なんでなの?
なんで、ですかというと・・・
なんで、ですかというと・・・たとえば旅行を例にしましょう。 旅行代金の請求書の日付は決算前。もちろんすぐに支払っている。 ところが、実際の旅行の日程が決算後だとしたら・・・ 経費にできるのは、旅行をした年度、つまり今回の決算期ではなくなってしまうのです。 経費になるかならないかは、おカネの動きとは関係のないことが多々あります。 じゃあ、関係あるのはというと、それは〝事実〟 〝事実〟がなければ、おカネを支払っていても、経費にはならないのです。 逆に、〝事実〟があれば、おカネを支払っていなくても経費になるんですね。 |
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