Kazeiと共に去りぬ、の巻
町田市の税理士 高橋浩之 です。
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タイトル先にありき。まれにあるらしい
タイトルが先に決まって、あとからそれにあった内容の作品をつくり上げていく。小説や映画の世界では、ないことではないそうです(⇒つまり、まれにある)。
「THE有頂天ホテル」という映画のタイトル。これ見事だとおもいませんか。見事すぎるので、先にタイトルがひらめいて、あとからそれに合わせたストーリーを考えたんじゃないか。こう勝手に想像しています(ほんとうのところはわかりませんよ)。
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タイトル先にありきでつくったパロディ「課税と共に去りぬ」
文字入力でのミスってよくありますよね。わたしがよくやるのが、「お願いします」のつもりが「お円買いします」となってしまうミス。ONEGAIをなぜかよくOENGAIと打ってしまうんですね。
最近、「風と共に去りぬ」を打とうとして、「風と」(KAZETO)が「課税と」(KAZEITO)となってしまったことが続きました。職業的な打ち間違いですかね。・・・うむ。でも「課税と共に去りぬ」パロディとしてわるくないじゃないか。タイトル先にありきでストーリーをつくってみよう──。
*偶然できた「課税と共に去りぬ」でストーリーをつくってみよう!
課税と共に去りぬ
大地主の息子オハラ・ショースケは、朝寝・朝酒・朝湯が大好きでそれで身上をつぶしたのであった。最後に残ったのは一坪の土地。更地なので固定資産税は高い。
だが、その土地も、年の瀬も押し迫った12月中に手放す。もう固定資産税を支払うこともない。最後の固定資産税を支払い、無一文になったオハラ・ショースケの周りからはだれもが立ち去ってしまった。
絶望の中、それでもかれは、こうつぶやいて立ち上がるのであった。「After all, Tomorrow is another day.(ええがな。明日はまた別の日だし。明日という字は明るい日と書くのね)」めでたし、めでたし。
ははぁ。やはり、タイトル先にありきでつくるパロディにはどこかムリがあるね。
─問題─
この作品で作者(⇒わたし)がいちばん伝えたかったのはなにか。つぎの中から答えなさい。
1)朝寝・朝酒・朝湯は身上をつぶすのでなるべく控えるべきだ
2)固定資産税の賦課期日は1月1日である
3)明日という字は「明るい日」と書くのである
*固定資産税は、1月1日現在の所有者に対してかかる(⇒賦課期日は1月1日)。年内に売却すれば翌年の固定資産税はかからない。
売却が年を越すと、その年まるまる1年分の固定資産税がかかる。通常は、売買契約において、売り主、買い主の当事者間で固定資産税の負担を調整する。
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