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ややこしいことを、ややこしくなく

10㌔のダイエット、打率5割はすごいか? の巻

町田市の税理士 高橋浩之 です。



世の中には、ストックの世界とフローの世界があります。貯まっていくものと流れていくものですね。

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10㌔のダイエット、打率5割は、すごい?

「10㌔ダイエットしたよ」こうきくと、すごいとおもいます。でも、その人の体重はもともと150㌔(!)だったとしたら・・・。年間打率5割の野球選手。すごい。イチローよりすごい。でも、その選手、2回代打で、1回たまたまヒットを打っただけだとしたら・・・。どちらもそんなにすごくない。

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 *10㌔のダイエット、打率5割だけど、どちらもそんなにすごくない

この例では、10㌔のダイエット、打率5割がそれぞれフローです。どうです? フローは情報としてすこし弱い気がしませんか? なんとなく真実が見えない気もする。そんなフローも、ストック(現在の体重140㌔、積み上げた安打数1)もいっしょになると、"いい情報" になる。

フローだけだと、ちょっとあやふや。フローとストックで情報は活きる!

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会計にも、フローの世界とストックの世界がある

会計にも、フローの世界とストックの世界があります。フローが損益計算書で、ストックが貸借対照表です。

なじみのあるのは損益計算書。多くの社長は、それだけをみます。あまり貸借対照表はみない。でも、ストック(⇒貸借対照表)もみなくちゃ。貸借対照表は一目でその年度の利益がわからないので、ピンとこないこともありますけどね。

フロー(⇒損益計算書)とストックは、あわせていい情報になります。どちらか一方はよくないです。ぜひ、会計のストックの世界ものぞいてみてはいかがでしょうか。あらたな発見があるかも知れませんよ。



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