社長のためのじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

住民税はすべて会社で預かって、会社で各市町村に支払う。こういった方法に統一される流れにある、の巻

町田市の税理士 高橋浩之 です。


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住民税はすべて会社が預かるようになる

あなたの会社では、社員の住民税はどうしていますか? どうしているかって、どうもしていないよ。こういう会社は、住民税を給料から天引きしていない会社。その会社の社員は、会社に関係なく、それぞれ自分で住民税を支払っているはずです。

そんな、住民税をそれぞれが自分で支払う方法ができなくなりそうなんですね。つまり、住民税はすべて会社で預かって(⇒給料から天引きして)、会社で各市町村に支払う。こういった方法に統一される流れにあります(*)。
*いつから? ということについては、各市町村によって差があります。

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 *すべての会社で、住民税を預かる(⇒給与天引き)ようになる!

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社員はいい。市町村もいい。会社はよくない(?)

社員にとってはその方がいいかもしれません。会社が支払いをしてくれますので、手間はないし、支払い忘れもありません。それに毎月給与から天引きされるので、負担感もすくなくてすみます。
市区町村にとっては、住民税の滞納防止に効果あり。もちろん、メリットは大。
あとは、会社にとっては・・・、事務負担が増えるのは確実です。

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三方よし、とはいかないようですね。



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