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銀行はマイナンバーの記載されている源泉徴収票は受け取らない。その対処方法は?の巻

町田市の税理士 高橋浩之 です。


マイナンバーのゴールは役所。それ以外になし。

マイナンバーは、最後には「官」(⇒役所)に到達しなければなりません。「官」に提出する目的がないのにマイナンバーを提供したりされたりしたら、それだけで違法になるんですね。

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自分で出せって言ったのに受け取らないことがある

ですから、たとえば、あなたが住宅ローンを申し込んだときに、所得証明のためにマイナンバーの載った源泉徴収票を銀行に提出すると・・・法律違反になるんです。あなたも銀行も。法律違反になるので、銀行は絶対にその源泉徴収票を受け取らないでしょう。

銀行から出せと言われたから出したのに、受け取ってもらえない。なんだかヘンテコなことになっていますが、どうにかならないんでしょうか?

1)マイナンバーが記載されていない源泉徴収票を提出する
会社にお願いして、マイナンバーの記載欄が空欄の源泉徴収票を発行してもらいましょう。それなら、銀行はマイナンバーの提供を受けたことにならないので、受け取ります。

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 *銀行は、マイナンバーが記載されていない源泉徴収票は受け取る

2)マイナンバーのところを黒く塗りつぶす
マイナンバーが見えないのように、マジックで黒く塗りつぶします。それなら、銀行はマイナンバーの提供を受けたことにならないので、受け取ります。

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 *銀行は、マイナンバーが見えない書類は受け取る


銀行へは、マイナンバーが記載されていない源泉徴収票を提出する。もし、記載されているものしかないときは、その場で黒く塗りつぶす。今後の実務対応は、このようになるのではないでしょうか。



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