資本金1億円以下にはワケがある、の巻
町田市の税理士 高橋浩之 です。
平成24年度の統計です。
会社の数は、253万社。
そのうち、資本金が1億円以下の会社の数は、251万社。
なんと、割合にして99%の会社が資本金1億円以下なんですね!
なぜ、資本金1億円以下に会社が集中するのでしょうか。
それには、ワケがあるのです。
税金の取り扱いが有利になるワケが・・・
① 法人税の税率が低くなる
*資本金1億円超⇒法人税率25.5%
資本金1億円以下⇒年800万円までの軽減税率15%
② 交際費を経費にすることのできる枠が大きい
*資本金1億円超⇒飲食代の半分をのぞき、経費にならない
資本金1億円以下⇒年間800万円までなら全額が経費になる
③ 購入価格30万円未満の資産を、買った年に全額経費にすることができる
④ 赤字がでたときに、まるまる翌年以降の利益から差し引くことができる
*資本金1億円超⇒翌年以降に差し引けるのは利益の80%まで
資本金1億円以下⇒80%までという制限なし
⑤ 利益以外の要素で税金がかかること(外形標準課税といいます)がない
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